主演:デイジー・リドリー
ジャンル:SF
公開日:2017年
上映時間:2時間35分
-こんな人にオススメ!-
✓ジェダイの哲学、救い、破滅。様々な要素を味わいたい方
こんな人にオススメ!
スターウォーズシリーズを観ているファンにやっぱり見てほしいです。
正直、スターウォーズを知らない人が観てもまるで良さが分からない作品だと思います。
映画館で衝撃を味わいたいのであれば、前作までのスターウォーズサーガをしっかりと予習していくことが大事だと思います。
そしてジェダイの哲学、救い、破滅。様々な要素を味わってほしいです。
映画というものにはどんな作品にも哲学的要素は入っているとは思うのですが、スターウォーズのフォースという力にはなにかとてつもない面白さを感じてしまいます。
世界中で愛されるわけは、自分の中のフォースの解釈の仕方が、実生活に反映できるような、魅力に満ちているからだと思います。
ぜひスターウォーズファンの皆様に観てほしい映画です。
簡単なあらすじ
最後のジェダイ。
その言葉通り、ルーク・スカイウォーカーを中心として物語は進んでいきます。
前作でついに発見された革命軍の騎士ルーク・スカイウォーカーですが、レイから渡されたライトセーバーを受け取りません。
レイからも、革命軍からも背を向けるルーク。
革命軍はファーストオーダーの攻撃によって息も絶え絶え。
そこにいる人達の待ち続ける伝説の復活。
ですが、伝説は自ら復活を拒否します。
そこに強大なダークサイドの騎士、カイロ・レンが攻撃を開始します。
なぜ伝説のルーク・スカイウォーカーから指導されたカイロ・レンはダークサイドに落ちたのか、レイの出生の秘密は、革命軍に策はあるのか?様々な見どころ、そして衝撃があるスターウォーズ最新作です。
映画の感想
ジェダイは滅びる。
その言葉の通りになる今作ですが、その言葉では表せられないほど、ジェダイは滅びようがないのではないかと思わされます。
ダークサイドとライトサイド。
伝説がゆえにレイから救いを求められるルーク・スカイウォーカー。
ルークが語るのはバランス。
ダークサイドに落ちることも、ライトサイドに居続けられることも、どちらも出来ないのが、今作のルークです。ルークは革命軍に救いをもたらす存在である。
その結論がルークを苦しめます。
ジェダイというものの運命、進まなくてはいけない道、それが見えてい
る。
観客だってルークが救うんでしょ?って思うじゃないですか。
そんな簡単に自分の運命を知りえてしまう伝説という存在。
そんな状況下でルークはダークサイドに落ちることもできません。
しかし、ライトサイドの騎士として革命軍を救うこともできない。
ただ、事実としてあるのは最大の敵であるカイロ・レンを生み出してしまったのはルーク・スカイウォーカーであるということ。
私が伝説であったからだとルークは語り、おびえます。
それを救うのはルークのジェダイマスターである、マスターヨーダです。
きちんと師匠が救いに来るんですよね、今作。
弟子が悩み苦悩する様を見て、ヨーダは笑いかけます。
そして失敗をきちんと認めるのです。お前が失敗したそのすべてを伝えよ。
そしてケラケラケラケラと笑いかけるのです。
ルークは驚きながらも覚悟を決めます。
このシーン好きでしたねぇ。
伝説、完全無欠のヒーロー、伝説という立場を背負わされた弟子を、軽々と弟子としてバカにできるヨーダ。
そこで一気にフォースのバランスが整うルーク。
フォースとはなんなのか、精神の世界というものはいかに恐怖、プレッシャー、欲、に簡単に屈してしまうか。
ジェダイの哲学のようなものが、はっきりと生きている映画でした。
そしてジェダイが滅びた後、革命軍はどうなるのか、そこには新しい伝説、レイがいるのでしょう。
強大なダークサイドに落ちたカイロ・レンが生まれれば、強大なライトサイドのレイが生まれる。
きちんとバランスをとるのが世界なのでしょう。
レイの出生が明かされてわかったように、レイはまったくの突然変異のようなフォースの持ち方です。
与えられたフォースという謎にどう次回作から説明をもたらさられるか、楽しみしかありません。
ジェダイが滅び、ジェダイが不変的に生存していくことを語った今作、ハン・ソロの魂が、ルークの教えが、どうカイロ・レンにバランスをもたらすか、期待です。
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