映画レフトビハインドはキリスト教や聖書をからめた作品が好きな人にはたまらない!

映画データ
タイトル:レフトビハインド
主演:ニコラス・ケイジ
ジャンル:パニックアクション
公開日:2014年
上映時間:110分
-こんな人にオススメ!-
✓家族愛を感じたい人
✓純粋にパニックアクションを楽しみたい人

こんな人にオススメ!

万民受けするとは思いますが、特にキリスト教や聖書をからめた作品が好きな人にはたまらないものでしょう。

また神秘的で、普通のSFとはまた違った感覚を楽しめます。

天使や悪魔、神といった目に見えるものは登場しませんが、事象としての「携挙」は目を見張るものがあります。

また家族愛を強く感じられる作品でもあります。

レイフォードや娘クローイの人間関係が、「携挙」によって大きく変わります。

ニコラス・ケイジ(のレイフォード)は、決して戦闘をしたり、激しい肉体的な動きはしませんが、その演技力には涙しました。

また謎解き要素も多く、起きている現象が何なのかと考えたくなり、推理したくもなるでしょう。

さらにパニック映画としても評価できる等、一つの映画にかなり多くの要素が含まれているのも面白い点です。

つまり、本作では、SF・ホラー・パニック・(悪い意味ではなく)宗教・愛・アクション等様々な楽しめ方ができます。

簡単なあらすじ

女子大生クローイは、父親レイフォード(ニコラス・ケイジ)の誕生日の為に、実家に帰省してきました。

ところが、肝心のレイフォードは彼の飛行機パイロットの仕事で、誕生日を一緒に過ごすことができませんでした。

というのもレイフォードは、キリスト教に熱心にハマってしまった妻アイリーンにうんざりしていた為、あえて仕事を選んでいたのです。

かくいうクローイも、母アイリーンからの「神の押し付け」にうんざりしており、父の気持ちがわからなくもありません。

ですが、せっかく帰省してきたのに、肝心の父は仕事優先、しかも愛人がいる様子…。

そして母は神にご執心…そんなバラバラになりそうな家族にクローイは落ち込んでしまいます。

唯一の救いは、純粋で幼い弟のレイミーだけ…。
可愛い弟の願いを聞いて、実家に母を残してショッピングモールへと出かけます。

しかしある瞬間を境に突然レイミーは、服や持ち物全てを残して「消えて」しまいました。

パニックに陥るクローイですが、それはレイミーだけではありませんでした。

世界中の数百万の人達が一瞬にして消えてしまっていたのです。

映画の感想

「ニコラス・ケイジ主演」、「シリーズ累計全世界6500万部を超えた大ベストセラー」の原作の映画化と聞いて、すぐに視聴を決めました。

あえて予告編を見ず、簡単な公式あらすじだけで見ただけあって、とてものめり込むことができました。

数百万の人が「消えてしまう」という、漠然とした情報のみで本作を見た為、パニック映画と知りつつも、鳥肌を感じながら見ていました。

日本人にはあまり馴染みのないキリスト教や聖書に絡めたお話で、「携挙」というキリスト教における終末論が現代に起きるというお話です。

こういった知識が必要な点は、キリスト圏ではない人種には若干のハンデではありましたが、それでも話が進むにつれ理解していけます。

「携挙」とはざっと言ってしまえば、神であるキリストが、(純粋な)子供や神を(真に)信じる人間を一瞬にして「天国」へと連れて行ってしまうことです。

加えて、タイトルにある通り「レフト・ビハインド」とはつまり、主人公ら(神に)「置いていかれた」人間達のお話となるわけです。

決して神を信じていないから「悪」だとかいうわけではありませんが、「置いて行かれた」人間の世界は混沌としていきます。

これは、聖書でいう「患難(≒苦しみや困難)の時代」(の到来)に相当する部分を表現していて、現代の世界がパニックに陥るのを本作で描いています。

本来聖書では、「患難」を避ける為に、神が「携挙」するわけですが、本作だと「携挙」によって「患難」になるという皮肉な世界をも描いています。

初めは子供だけが消えてしまったと錯覚しがちですが、老若男女を問わず大人も消えてしまっているのが謎で、展開が気になりました。

当然、今まで普通にいた幼い我が子や、連れ合い(夫婦や友人様々)が消えれば、皆落ち着いてはいられません。

赤ちゃんは皆全て消え、妊婦や母達の動揺は相当なものでした。

多くの役者がパニックの様相を見事に演じきっていて、「神様がうんぬん」という尋常ならざる状態を、しっかり体感することができました。

さらに主人公レイフォードは、この「携挙」の瞬間を飛行機内で体感した為、大変過酷な状態に陥りました。

消えるはずがない密室で、それが起こったのですから当然です。

しかも、ヒステリックにパニックに陥った乗客の相手だけでなく、どんどん正常な飛行が困難になっていく飛行機を操り続けなくてはならなくなりました。

尚、本作では、決して「神を信じなさい」と言っているわけではありません。

ですが「携挙」により、人がどういった時に神を信じるのか、また家族や人との温かさを知るキッカケを見ることができます。

一方で、理性を失った人間の様相を見る事できる恐ろしい映画でもありました。

ちなみに、一つだけ難点を言うと、本作は「恐らく」三部作になる模様(未決定)で、これはまだ一作目であることです。
(過去に別の形で、本作よりも規模が小さく映像化されています。)
「携挙が起きました」「主人公が何とか今目の前の危機を乗り越えました」で終わっています。

当然、これだけでは物語として完結しようがないので、次回・次々回作が切に待たれます。

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